円筒分水カルテ
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岩手山麓連合の円筒分水(いわてさんろくれんごうのえんとうぶんすい)
イメージ 岩洞ダムから導水された水は、2箇所の発電所でエネルギーに変換される。その後、水圧鉄管路を通ってこの円筒分水に導かれ、「北部主幹線用水路」と「南部主幹線用水路」に3:7の割合で分水されている。
滝沢村は標高が高いために水源に乏しく開拓が遅れていた。しかし、終戦後の軍用地開放、食料増産、雇用対策のため岩洞ダムと発電所、用水路の建設が進められた。今では「村人口日本一」を誇る滝沢村の農業を支える大切な水源となっている。

■名称  岩手山麓連合の円筒分水
■用水名 岩洞用水路
■管理者 岩手山麓土地改良区連合
■所在地 岩手県岩手郡滝沢村
■完成年 1967年(昭和42年)
■緯度経度 (調査中)
■形式 全周溢流式
■規模 外円筒24m、内円筒20m
■分配数
■鑑賞に適した時期 5月上旬から8月下旬
■総合 ★★★★★★
 □大きさ ★★★★★★
 □美しさ ★★★★★
 □迫力 ★★★★★★
■管理人の雑感
とにかく迫力満点。
内円筒の直径は20mで、徳水園の24mに迫る大迫力を間近で堪能できる。
すぐ隣には土地改良区連合の事務所があり、こちらに伺うと、とても親切な職員さんから小学生の見学者用パンフレットを頂戴した。【注意:現在は事務所が移転しており無人。見学には事前の申し込みが必要。】
西天竜と同様、発電の収益を活用して水路の維持の軽減を図っているのだろう。総合的な開発が成功した良い例だと考えられる。
地図にも載るほど大きい円筒分水だが、アクセスは迷うこと必至。団地横の道路を見つけられるかどうかがポイントだ。
近くには四十四田ダムもあり、資料館でダムカードをゲットできる。こちらも強くお勧めする。
■ 外部リンク

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