円筒分水鑑賞用のデータを収集しています。加除修正などお気づきの点がありましたらお知らせください。
上田池幹線水路円筒分水群(こうだいけかんせんすいろえんとうぶんすいぐん)
淡路島の上田池ダムを水源とする用水路に設置された円筒分水。
昭和12年に完成。
土木学会の近代土木遺産に指定されている。
■名称
上田池幹線水路円筒分水群
■用水名
上田池幹線水路
■管理者
上田池土地改良区
■所在地
兵庫県南あわじ市
■完成年
昭和12年頃
■緯度経度
(調査中)
■形式
スリット式
。
このほか扇形分水多数
■規模
(調査中)
■分配数
2〜3
■鑑賞に適した時期
6月、7月
■総合
★★★★☆
□大きさ
★★☆☆☆
□美しさ
★★★★☆
□迫力
★★★☆☆
■管理人の雑感
歴史と技術を兼ね備えた実力派だ。
淡路三原高校の裏手の道沿いに連続して見つけることができる。最下流は親子円筒分水で技術的な工夫がにじみ出ていてかなりの見ごたえがある。
この円筒分水のみに目が行ってしまうのだが、しかし、よくよく見てみると、水の少ない淡路島ならではの複雑怪奇な水路網が形成されているのだ。
隣り合う田んぼや畑であっても、水源が異なるため水路が交わらない。同じ地域同じ地区には二重三重に水路の地図が重なり合っていると言うとイメージできるだろうか。
円筒分水だけでなく、各所に点在する扇形分水も水の貴重さを主張している。じっくりと見て回ると、同じ道を何度も行き来することになり、怪しまれないような注意が必要だ。
水源は上田池ダムでありこちらも近代土木遺産に指定されている。ダム天端までの道はかなりの悪路なので、左岸下流の展望台から鑑賞すると良い。
■ 外部リンク
土木学会近代土木遺産
※地図中心は最下流にある親子円筒分水
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