円筒分水カルテ
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井之口円形分水工(いのくちえんけいぶんすいこう)
イメージ 出雲井(いずもゆ)堰は姉川から取水する灌漑用水で、出雲の国人が造ったとする説と、出雲某が造ったという説がある。
姉川に設置された出雲井堰は昭和25年のジェーン台風がもたらした洪水で壊滅したが、その後、昭和28年に姉川合同井堰として生まれ変わった。
小田(やないだ)分水場(扇形分水)で3方向に分水された1方がここへ到達し、さらに2方向へ分水される。円形分水の設置される前は監視小屋があり、水争いが起きていたという。

■名称  井之口円形分水工
■用水名 (調査中)
■管理者 姉川沿岸土地改良区
■所在地 滋賀県米原市井之口
■完成年 昭和28年(1953年)
■緯度経度 (調査中)
■形式 全周溢流式
■規模 (調査中)
■分配数
■鑑賞に適した時期 おそらく通年(冬季は積雪に注意)
■総合 ★★★★★
 □大きさ ★★★★☆
 □美しさ ★★★★★
 □迫力 ★★★★★
■管理人の雑感
近畿圏では最も有名な円筒分水であろう。
管理者である土地改良区も見学を受け付けているようで、ネットにも報告が散見される。
アクセスは姉川の堤防上を通行することになるが、これが未舗装で狭い。不安を感じさせられるなかたどり着く。木陰にひっそりと、そして美しい水の流れを厳格に分配している。
円形分水横に案内板が設置されているほかベンチもある。クルマ1台が駐車できそうなスペースがあるので、真夏の暑いときにここでおにぎりをほおばりたいものだ。
姉川の堤防道路は、上流側からのアクセスをお奨めする。
■ 外部リンク
疎水名鑑

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