円筒分水カルテ
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鷽ノ口円形分水(うそのくちえんけいぶんすい)
イメージ 石堂川から取水する佐口・上村用水を分水する施設。
この地区では水争いのとき、村の役員だけが知る長さで藤蔓を切り、その藤蔓をくじ引きして分水の割合を決めていたらしい。これは全国的にも珍しい「藤蔓分水」という慣習である。
この慣習は、円形分水の完成まで続けられていた。(長野県ホームページ参照)

■名称  鷽ノ口円形分水
■用水名 佐口・上村用水
■管理者 (調査中)
■所在地 長野県佐久穂町
■完成年 1953年(昭和28年)
■緯度経度 (調査中)
■形式 オリフィス式(多孔式)
■規模 (調査中)
■分配数
■鑑賞に適した時期 5月から8月中旬
■総合 ★★★★☆
 □大きさ ★★★★☆
 □美しさ ★★★★☆
 □迫力 ★★★☆☆
■管理人の雑感
国道141号線から国道299号線を麦草峠方面へ。石堂川を渡る前に右折し川の左岸を遡っていく。
地図でも分かるように、石堂川から分水していった用水路の途中にある。
道からは見えないので注意。怪しい雰囲気の狭い側道を曲がるとお待ちかね、円形分水が現れる。
内円筒に穴の開いたタイプで、西天竜や音無と同じ形式。実物は初物だったので嬉しい。このタイプは塵芥・ゴミが詰まり易いとされ、流入部には機械式の除塵機が装備されていた。
円筒分水の周りには、一升瓶が10本以上放置されていた。通水の安全や水の恵みに感謝するイベントでもあったのだろうか。大切なことだと思う。
■ 外部リンク
長野県ホームページ

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