円筒分水カルテ
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横井清水/艶三郎の井(よこいせいすい/つやざぶろうのい)
イメージ 御子柴艶三郎によって明治28年に発見された地下水を分ける施設。
小沢川の水利を巡り、その北岸と南岸の両地区で水争いが絶えなかった。それを見た御子柴艶三郎が私財を投じて地下水を探し求め、5箇所の井戸とそれを繋ぐトンネルを掘りここへ導いた。
御子柴艶三郎は水神と交わした約束にしたがい自刃した。水源近くの御子柴神社に祭られているという。

■名称  横井清水(艶三郎の井)
■用水名 横井清水
■管理者 横井清水水利組合
■所在地 長野県伊那市
■完成年 (調査中)
■緯度経度 (調査中)
■形式 多孔式、溢流式併用
■規模 (調査中)
■分配数 3?
■鑑賞に適した時期 5月から8月中旬?
■総合 ★★★★☆
 □大きさ ★★★☆☆
 □美しさ ★★★★☆
 □迫力 ★★★☆☆
■管理人の雑感
伊那市運動公園の近くにある円筒分水。
この円筒分水から水が湧き出ているのではなく、段丘に掘られたトンネルから水を導き、それをここで分水している。イラン国の”カナート”のような施設で地下水を集めているといえば解かりやすいかもしれない。
地下水を分けるための円筒分水はここしかないのではないか。とても貴重な物件である。
艶三郎が水脈を発見した明治28年には円筒分水は存在していないと思われる。
近くにある西天竜幹線水路に円筒分水(穂坂式分水工)が設置されたのを模して円筒分水が築造されたのではないかと推察する。
駐車スペースはないので、広めの道路に路上駐車することになる。
■ 外部リンク
長野県ホームページ

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